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No.9小野巳年男(おのみねお)様(山形県・男性)
義足で起きる摩擦の苦しみを解き放した皮膚保護クリーム

記入年月日:2013.08.04

活用したプロテクトシリーズ プロテクトX2 



   私は現在60歳です。山形市でクライミングジムを営んでおります。
  骨腫瘍のために、43歳で左大腿骨を切断して以来、ほぼ毎日義足を使用しております。

  義足は生活する上でとても大切であり、欠かせないものですが、毎度のことながら装着するときは、痛みによるストレスがかかります。帰宅してからは、痛みから解放されたいため一刻も早く外します。
  この痛みは、断端(だんたん・足の切断部)と義足のソケットとの摩擦により、皮膚が擦りむけて膿んだり、圧迫によってミミズ腫れが起こったりすることから起きるものです。

  しかし、痛いからと言って義足を装着しないと、車椅子移動か、松葉杖での歩行になります。これでは仕事になりません。そこで、痛みを軽減させるために、痛い所に絆創膏のようなものを貼ってから義足を装着します。それでも、特に痛みが酷い時は、我慢の限度はせいぜい8時間程度です。
  なるべく断端に傷を付けないような自分なりの工夫をして来ましたが、月に何度かは皮膚が剥けて、膿んだりもします。もう生きている間は、仕方がないとほぼ諦観しておりました。

 

  そんな折り、たまたま知人から皮膚保護クリームのサンプルをもらい、そのパンフレットを読むと、ある文言に目が引かれました。それは、「スポーツでの股擦れを予防する効果もある」との文言です。
  「もしかしたら、自分の断端の摩擦にも効果があるかも?」と思い立ち、早速、断端に塗って仕事に就いたところ、いつもならば夕方から皮膚が引っ張られて、引き剥がすように痛み出すのですが、その痛みが殆ど起きません。
  「これは良い。なんて快適なんだ!」それが、プロテクトX2だったのです。

 

  それからというものは、義足を装着する前には、必ずX2を断端に塗っています。以前はベビーパウダーを使用していましたが、パウダーよりもスムーズに装着出来ます。
  また、以前は月に数度は皮膚が剥けて、化膿したりしていましたが、X2を使用するようになってからは、一度も起きていません。
 さらに、皮膚が剥けないようにと、極力、歩くことを控えていましたが、今ではそんな心配は無用になり、生活の質が一段と向上しました。そして、人任せだった愛犬との散歩も好んでするようになり、この上ない幸せを感じております。

  キズパワーパッドが手放せない日々が続いていた過去との決別。今までの艱難辛苦は一体何だったのだろうか?
  プロテクトX2との出会いによって、私の生活が大きく、そして快適に変わったことに感謝しています。ありがとうございました。

「フリークライミングジム デッドポイント」 山形県山形市あかねヶ丘2-10-19  TEL:023-645-9360 URL http://www.dead-point.com

◆◆◆アースブルーからのひとこと◆◆◆

●小野巳年男(実名)さんの体験談を読んで、私は非常に衝撃を受けました。過去13年間、皮膚保護クリーム事業と関わりながらも、“義足と残された足との摩擦から発生する痛みを軽減する効能が皮膚保護クリームにある”とはおよそ想像していなかったからです。また、過去に一度、同じような効能を或る身体障がい者施設の職員さんからメールをいただいたこともありましたが、その時は普遍性があることを推定できなかったからです。スポーツ分野での摩擦低減効果のみを謳っていた自分の視野の狭さを痛切に反省しております。
●その後、小野さんとメール交換して新たに分かったことは、次の2点です。
(1)義足のみならず、義手や装具の装着する方でも同じように皮膚との摩擦から痛みが発生するため、個人的にガーゼやシリコンラバー等のクッション材で痛みを軽減させているようですが、決め手となる用品はなかなか無いようです。
(2)義肢や装具は、国家資格である義肢装具士による完全なるオーダーメイド製品ですが、100%ぴったりと装着できることは困難であり、多少のズレが生じて、それが痛みを発生させるそうです。
●もしも、当社の皮膚保護クリーム(例えば、X2)が、同じ悩みで困っておられる身体障がい者の方々に本当に役に立つとしたら、これほどやり甲斐を感じる事業はありません。世界中に、病気、事故、戦争など様々な理由で、義肢装具を必要とする方々がおられます。皮膚保護クリームがその方々の“痛みからの解放”を実現させるためにも、当社はさらなる商品開発と情報入手に注力することを決意しました。


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