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No.37匿名希望様(埼玉県・男性)
或る病院での手荒れの実態とプロテクトX2の改善効果
記入年月日:2017.07.12
活用したプロテクトシリーズ プロテクトX2
私は急性期病床と回復期リハビリ病床を合計93床有する病院の副院長をしています。
過日、外来で何気なく、或る看護師さんの手を見てみたら、カサカサに乾燥してひび割れで痛々しそうでした。その看護師さんは患者さんに病原菌を感染させてしまうのは申し訳ないと、「一処置、一手洗い」のルールをきちんと実践しているとても優秀な方です。
責任感の強さゆえ、手洗い、並びにアルコール手指消毒を実践しているがために、手の脂分が失われて、慢性的な手荒れを生じていました。
彼女はいろいろなハンドクリームを試してみたようですが、今まで改善することはなかったようです。私もその看護師さんほどひどくはありませんが、手荒れを生じますので、以前から皮膚保護クリームを使用していました。
私の使用していたクリームも仕事前に塗りこんでおくと、水をはじくタイプでしたので、試しにとおすそ分けをしましたが、ベタつきがあるため途中で使用しなくなりました。不憫に思い、もっと他に良さそうな物はないかと物色し、購入してみましたが、なかなか以前の物を超えるクリームを見つけられずにいました。
あきらめかけていた時に、このプロテクトX2を見つけました。早速、お試し用にと60mlタイプを購入し使用してみたところ、よく伸びるし、べとつかず、そのうちサラサラになり、手術用手袋も引っかかることなく着用できました。
手洗いしても手の表面に被膜を作ってくれているようで、カサカサになることもなく、手荒れも起きません。
前述した看護師さんに試してもらったところ、プロテクトX2の使用感にとても満足してもらえました。手荒れも徐々に改善して、とても良い評価をいただきました。
他の看護師さんたちが「私も使いたい!!」と言い出したため、私のポケットマネーで480mlタイプのポンプ式を購入して、外来に置くことにしました。
もう少し早く、手荒れの起きやすい時期に、この商品にたどり着きたかったと思いました。
(※添付の画像は、アースブルーが挿入したイメージ画像です)
≪補足≫
当院は病院機能評価の認定病院となっています。ICT(infection control team 感染制御チー ム)が2チーム稼働しており、私自信もICD(infecion control doctor 感染制御医)の資格を持っています。
日々の感染防止対策である手洗い・接触感染防止対策をマニュアル化して、院内感染防止に努めております。
そのために、季節に拘わらず手荒れを生じる看護師さん、看護助手さんなど、コメディカルは多いと思いましたので、最近、当院の職員を対象とした「手荒れの全例調査」をしましたところ、下記の結果となりました。
【回答職員数 189名】
1.常時手荒れがある職員数…36名(19.05%)
(1)看護師…25.00% (2)事務職…15.38%
2.冬季のみ手荒れがある職員数…110名(58.20%)
(1)看護師…76.67% (2)事務職…50.00%
この集計結果から、看護師は常時・冬季ともに、事務職と比べて多くの手荒れを生じていることが分かりました。
●弊社の皮膚保護クリームの最大のユーザー様は、医療従事者、とりわけ病院の看護師さんです。にも拘わらず、この体験記コーナーには看護師さんからの投稿例はあまり無かったのです。推定ですが、たとえ匿名でも、自分が働く病院での手荒れの実態を公開しづらいお気持ちがあるのかも知れません。
●ところが、今回の投稿者は現職の医師であり、病院の副院長をされている方でした。その文章を読ませていただき、手荒れで悩む看護師さんへの思いやりが溢れていて、病院を管理する立場から院内感染対策にも真摯に取り組んでおられる姿勢が伝わって来ました。
●しかも、当該病院での「手荒れの全例調査結果」をもご提示いただき、他の医療病院にとって貴重な参考資料となることでしょう。あらためて感謝申し上げます。
●弊社の皮膚保護クリームは、病院での採用事例が徐々に広がって来たとは言え、まだまだ全国の病院採用率は10%も行かないでしょう(個人で買われる方はもっと多いですが…)。それだけに、認知度、有用性、低コスト性(1日2〜3回塗りでOK)を的確に、かつ幅広く伝える努力をこれからも続けて行きます。
●一方、看護師さんはじめ、医療従事者さん全般の体験記をもっともっとお寄せいただきたく、心から願っております。