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No.31コリデール様(石川県・女性)
全身性強皮症という難病でX1が役立っています
記入年月日:2015.11.27
活用したプロテクトシリーズ プロテクトX1
私は全身性強皮症(きょうひしょう。以下、「強皮症」)という病気を10年前に発症しました。
強皮症は膠原病の一つで、自覚症状としては「皮膚が固くなる」、「レイノー症状(手指が真っ白になる)」、「手指に傷を作りやすく、治りにくい」などがあります。この自覚症状の原因は、真皮の硬化、末梢血管の血流悪化が原因です。
膠原病は、本来は外部の異物を排除するために存在する抗体が、何らかの原因で自分自身を攻撃するようになる自己免疫疾患ですが、強皮症はその一つで難病特定疾患の病です。
上記の症状のため、日常生活では様々な面で不便が生じます。皮膚硬化はリハビリで、レイノーは温めることで対処していますが、手指を傷から守るには、日常のケアが欠かせません。
困っていることをもう少し詳細に書いてみます。
①末梢血管の血流が悪いために、傷が治りにくい
②皮膚が固いため、温度が高い場所から低い場所に移動しただけで、すぐに指先が割れる
③汗をかかない乾燥している季節も、同じくすぐに指先が割れる
④お湯や洗剤を使った時(シャワーの時も)に、ふやけて完走した時に割れやすい
⑤夏の間もふやけ対策が必要となる
それらの乾燥対策や傷の治療のために、ワセリン、血流改善剤入り軟膏、尿素クリームなどを、かなりの量を塗らざるを得ず、ベタつく上に、水を使った都度も塗り直さなければなりません。
その「ベタつきと塗り直しの軽減」、また、夏の間も「ふやけ対策」として、何かしらバリア的なクリームが無いか?と探していました。具体的にはアトリックスのような皮膚保護機能のあるクリームで、もっと強力なものが必要でした。
そこで、美容師さんや看護師さん向けの商品をネットで調べて、サンプルを取り寄せて比べてみたところ、結果的にプロテクトX1が一番優れていることが分かりました。
では、どんな点かと言いますと、(1)塗った後にベタつきがすぐに収まること。ワセリンなどの上から塗った場合も、ベタつきが軽減されると共に、塗り直しの回数も減りました。そして、(2)安全性。詳細に成分も比較しましたが、アースブルーさんは成分表や安全性の試験結果まで送ってくださり、安全性についても納得しました。さらに、(3)コストパフォーマンス。他の製品と比べても良いと思います。お得な大容量ボトルを購入しても、3年間は持つのがあり難いです。
この製品を探し当てたのは今から8年前のことで、それに辿り着くまでに2年弱かかりました。ある時は、アースブルーさんの協力で、同病の仲間にもサンプルを送って試してもらいもしました。以来8年間、私は家でも職場でもプロテクトシリーズを使っています。(※当初はX1の80mLボトルを使っていましたが、S1の容器が使い易かったので、今では400mLボトルから詰替えて職場と家で使っています。2年でまだ400mLボトルが残っているので、メーカーさんは商売にならないかもしれませんネ)
さて、アースブルーさんへの要望としては、X1の80mLボトルもプッシュ式にしてくださることです。キャップ式は空けにくいことと乾いたクリームが徐々にこびりついて蓋が閉まりにくくなりますので…。
あとは保険適用になったら言うことなしです。これからは「皮膚保護クリーム」という商品の存在を、一般の方も、医師・薬剤師さんのような医療のプロの方も、知って欲しいと思います。
こんなクリームを開発してくださったアースブルーさんに感謝すると共に、その熱意にエールを送りたいと思います。
◆ご参考までに私のブログで触れた記事です。
「続・ろばの穴 ハンドクリーム バリア機能について」
http://don2don.blog129.fc2.com/blog-entry-136.html
「続・ろばの穴 皮膚保護クリームについて」
http://don2don.blog129.fc2.com/blog-entry-401.html
●今回の御寄稿者のコリデールさんは、弊社の事業開始当初に、メールで「強皮症での悩みを解消したい」との点を送信いただき、いくつかのご協力をしたことがありました。それから8年が経って、今でもプロテクトシリーズのヘビーユーザーとしてご愛用いただいていること、そして実に詳しい体験談を寄せていただいたことに、感謝申し上げます。
●難病の一つであります強皮症自体をプロテクトシリーズが治すことは出来ませんが、その症状を間接的に軽減することは、皮膚保護クリームが持っている役割です。特に、ふやけ症状、ベタつき、炎症を抑えることは、医療分野に限らず、様々な職業で発生するスキントラブルやスポーツでも確認出来ています。
●コリデールさんの体験談を読まれた医療のプロの方々は、是非、皮膚保護クリームプロテクトシリーズを自ら試してみて下さい。決して有名な製薬会社や化粧品会社の製品ではないですが、スキントラブルを防ぐ小さな伏兵が日本にも存在することを知っていただきたいと願っています。