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No.24渡邉裕子様(愛知県・女性)
親子で守る伝統工芸の和蝋燭とプロテクトX1

記入年月日:2015.02.14

活用したプロテクトシリーズ プロテクトX1 



 お寺や仏壇に置く「和蝋燭」。

 和蝋燭の作り方には、(1)木型といって、型に木ろうを流し込む方法 と (2)生掛け(きがけ)といって、木ろうを塗り重ねる方法 の2種類があります。

 

 (1)の木型の場合、木型を水の入った水槽の中に木型を冷やしてから蝋を流し入れて、蝋燭を作ります。 そしてまた、木型を水槽に入れての繰り返しの作業です。

 そのために、水仕事では手がとても荒れます。 特に冬はパックリとひび割れて、痛みとの戦いです。

 ところが、今年の冬は、プロテクトXに「水仕事にも大丈夫」と製品に書かれていたので、仕事の前に塗ったところ、あのパックリのひび割れがなくなり、仕事が気持ちよく進んでいます。

 

 一方、より難しいのは(2)の生掛けの方で、熟練の技を要します。 イグサ科の灯芯草(とうしんそう)などで作った芯に、溶かした蝋を手で幾層にも塗り重ね、上塗りをする根気と正確さが要求される作業です。

 和蝋燭の原料であるハゼの木の実から作る木ろう(ハゼろう)に触れると、ウルシほどではないにしても、湿疹が出来て、痛みます。 皮膚の弱い女性の私は、皮膚科に通うこともありました。 

 

 ここでもプロテクトX1が仕事を快適に運んでくれました。 仕事の前に塗ったところ、なんと湿疹ができなくなり、蝋燭一本、一本にまごころを込めて作ることが出来るようになりました。 先代の蝋燭に少しでも近づけるように、頑張りたいです。

 

 水仕事に強く、ニオイもなく、ベタつきもないプロテクトX1は、伝統工芸を受け継ぐ私の仕事を陰で支えてくれていて、感謝しています。

◆◆◆アースブルーからのひとこと◆◆◆

●私たちの日常生活で、蝋燭を使う場面とは、仏壇で拝む時か、非常時の灯りとして使う時ほどに、少なくなってしまいましたが、それでもどこかにあると安心であり、心を落ち着かせる道具の一つと言えましょう

●今回の投稿文は異色の分野であり、しかも女性であることから、「実名を公開してもよろしいでしょうか?」とご本人に確認を取ったところ、快諾をしていただきました。 それだけに、その描写は真に迫っていて、読んだ方ならばどなたでも職人技をイメージできる名文です。

●和蝋燭の職人さんは年々少なくなっているそうですが、日本古来の伝統工芸をプロテクトX1が陰で支えているとしたら、これほどの慶びはございません。 

  渡邉裕子様、どうかこれからもプロテクトX1を使っていただき、職人技をいっそう磨いて行ってください。


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